焚き火は好きですか?
焚き火は非日常を味わえるキャンプの醍醐味の一つ。
私は炎のゆらぎを眺めてぼーっとする時間が大好きです!
あと、フェザースティック作りにハマっていて、切れ味を追求して先日2本目のナイフを迎え入れるほどギアにも拘っています。
今回は、そんな私が使っている焚き火周りのギアを紹介します!
良い面だけではなく、ここはちょっとな〜という点も含めて実際の使用感をお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ファイヤーボウルfs-48(Petromax)
初めて買った焚き火台が、Petromaxのファイヤーボウルfs-48です。
鉄なので無骨な素材でありながらも、その佇まいは無駄のない美しさがあります。
広々とした丸い台のうえで、余裕を持って置かれた薪と自由に燃え上がる炎は、キャンプで味わえる伸び伸びとした雰囲気と似たものを感じます。
設置も簡単で、3本の足をくるくる回して取り付けるだけ。
使ってみて良かった所
- 佇まいがかっこよくも美しい
- 大きな薪も余裕で使える
- 設置が簡単
丸い形の焚き火台のなかで、美しい佇まいという点において、ファイヤーボウルの右に出るものはいないと思っています。
この形状の焚き火台って、まるで直火で焚き火をしているような感覚を味わえるんですよね。
開放感があって、すごく好きです。
前にふもとっぱらに言った時、大人4人でファイヤーボウルを囲んでまったり過ごしました。
その時、ふとキャンプファイヤーを囲んで夜を過ごした学生時代を思い出したんですよね。
そんなロマンを味わえる素敵な焚き火台です。
使ってみてイマイチな所
- 大きくて重たい…
- 錆びることもある
やっぱりネックは、重さです。
私が使っているのは、fs-48という3サイズあるうちの真ん中のサイズ。このfs-48で5kgあります。
ちなみに、fs-38が3kg、fs-56は6kg。
足が取り外せるので、薄く収納することはできるものの、ギアケースとかには入らないサイズ感です。
でも、鉄だから手入れをしながら使えば一生物。
絶対に手放しません。
鉄なので、商品が届いた時には油が塗ってあって少しベタついています。
基本的に洗ったりする必要はなくて、片付けるときは、灰を捨てて表面を乾いたキッチンペーパーで拭いて終わりという感じです。
雨に濡れたりしたときは、錆びてしまうので、洗って乾かしたら油を薄く塗って保管するようにしてます。
ワイヤーフレームソリッド(monoral)
私が持っているもう一つの焚き火台は、monoralのワイヤーフレームソリッドです。
ファイヤーボウルが重量級ギアだったので、もっと気軽に持ち運べる物が欲しくて、monoralの焚き火台を手にしました。
monoralの焚き火台は、デザイン・性能どちらをとっても言うことなし。
特にこの独特な形が、何とも美しいですよね…!
使ってみて良かった所
- 軽くてコンパクト
- ダッチオーブンも載せれる力持ち
- 設置がかんたん
ワイヤーフレームソリッドの重さは、わずか1,050g。
そして折りたたむと、五徳などの付属品も含めて1Lのペットボトルくらいに収まります。
新しいキャンプスタイルとしてザック一つでデイキャンプに行きたいと思っていて、これならザックにポンっと入れておける優れもの。
ちなみに、こんなに軽量コンパクトなのに、積載10kgまで耐えられる力持ち。
ダッチオーブンまで載せることができるので、料理好きな私にとっては色んなレシピを楽しめる最高のギアです。
このダッチオーブンは9inch(幅27cm)で重さ5.2kgですが、ぐらつきもなく安心して料理できます。
ちなみに、このワイヤーフレームはいくつかのシリーズがあります。
- ワイヤーフレームソリッド(本体1,050g)
- ワイヤーフレーム(980g)
- ワイヤーフレームライト(本体650g)
- ワイヤーフレームフェザー(本体100g)
この中で五徳の取り付けができるのは、ワイヤーフレームとソリッドの2つ。
ワイヤーフレームはソリッドよりもスタイリッシュですが、こちらは廃盤。ということで、私はソリッドを選びました。
使ってみてイマイチな所
- 大きな薪を使うときは注意が必要
横幅が37cmなので、40cm規格の薪を載せるとはみ出します。下の写真の薪は40cm。
40cmサイズでも使えますが、個人的には35cmが丁度よく感じました。
※焚き火をするときは焚き火シートを使いましょう!
monoralに限らずコンパクトな焚き火台は、薪のサイズが限られるので、薪を買う時に気をつけなきゃですね。薪って割るのは簡単でも、切るのは大変ですからね。
五徳は別売りなので、五徳が必要ない場合は本体のみの購入も可能です。
私みたいに料理を楽しむ場合は、こちらのオプションの購入が必要です。
TAKIBI TONGS(VENTLAX)
焚き火トングはVENTLAXのTAKIBI TONGSです。
焚き火トングってバネが付いていると、グリップ・リリースがしやすいので、それを条件に探して出会ったもの。
木製グリップと真鍮の上品な色味も、ビビっときた一つの理由です。
使ってみて良かった所
- バネがついてて薪が持ちやすい
- 木製グリップ✕真鍮がかっこいい
バネがないと、自分の指で広げたり閉じたりしないといけないので、扱いに少しコツが必要です。
そこをノンストレスでできるのですごく使い勝手がいいです。
ちなみに、グリップは名栗加工を施してもらって、さらにかっこよくなりました!
使ってみてイマイチな所
- 収納するときは先端の留め具が必要
バネが付いている関係上、置くと開きっぱなしになります。
ギアボックスに収納するときは、閉じた状態にしておきたいので、何かで物理的に止めておく必要があるんです。
私は革の紐を結んで留め具にして使っています。
焚き火ブロウパイプ(Belmont)
火吹き棒はBelmontのブロウパイプ。
火吹き棒は伸縮するタイプでないと、収納するとき大変なので、この要件はマスト。
これも、真鍮が入っているところが気に入って選びました!
この写真だと煤で黒くなってるけど…笑
使ってみて良かった所
- 伸縮するので収納時に超コンパクト
- さりげない真鍮が上品
伸ばすとこれくらいの長さになります。
これも名栗加工をしてもらいました!
今は削った状態の自然な色ですが、そのうちウォルナット調の色を自分で入れてみようかなと考えています。
使ってみてイマイチな所
- 特になし
イマイチなところは何もないです。
めちゃくちゃ使いやすいですよ!
ちなみに、火消し壺は、OUTBEARのSサイズを使ってます。
火消し袋と迷ったんですが、火消し袋は耐熱温度が低いので、片付けに時間がかかるんですよね…。
火消し壺は水消化もできるから、めっちゃ早く片付けができます。
でも持ち運びを考えると、火消し袋の方が優れてるから、耐熱温度がめちゃ高い優れた火消し袋が登場したらそっちに乗り換えると思います。
薪割りクサビ:ソフトクリームⅡ(EKAHI-WORKS)
薪割りには、この後紹介するHusqvarnaの斧を使ってるけど、ザック一つで出かける時用によりコンパクトなものが欲しくて手にしたのが、EKAHI-WORKSのソフトクリームⅡです。
クサビって硬くて鋭いのに、形と名前がソフトクリームというこの真逆な感じがユニーク。
遊び心があるギアは楽しくて好きです!
使ってみて良かった所
- コンパクトで持ち運びがしやすい
- 簡単に薪が割れる
サイズ感はこんな感じです。通常サイズのiPhoneと同じくらい。
使い方は、薪に当ててハンマーで軽く叩くだけです。
斧を使うよりも安全で簡単だから、女性や子どもにはいいかも!
使ってみてイマイチな所
- 専用のケースがないと収納時に危ない
ソフトクリームには専用の革のケースがあります。
私は本体だけ買ったんですけど、先端が尖っているのでケースがないと収納する時に危ないです。
「何かの袋に入れておけばいいや」と思っていたんですけど、ちょうど良いものがなくて収納に困りました。笑
すぐ専用ケース買います。
ハチェットヤンキー(Husqvarna)
先ほど紹介したクサビと合わせて、薪割りで使っているのがHusqvanaのハチェットヤンキーです。
斧でパッカーンと薪を割りたくて手に取ったんですけど、この前プロの薪割りの方の説明動画を見てたら、そんなことをしなくても良いとのこと。
薪に斧を突き刺したら、斧の方を下にして、薪を下に軽く叩きつけるとパカッと割れる。
これが一番安全とのこと!
薪割りビギナーな私にとってすごく勉強になったけど、パッカーンで気持ちよく割りたい欲もあるんです…!
使ってみて良かった所
- 扱いやすいサイズ感
- そんなに力がなくても薪割りできる
私が使っているのは、700gの小型モデルです。
女性の私でも取り扱いが難しいと感じたことはなくて、程よいサイズ感だと思ってます。
使ってみてイマイチな所
- やっぱちょっと恐い
グローブをはめて、刃が当たる部分の近くに手を置かないように注意しながら使っていますが、やっぱ少し恐いと感じるのが正直なところ。
これはHusqvarnaに限った話ではなく、斧全般に言えることなんですけどね。
私には、斧よりもクサビの方が安心して使えるので合ってると思います。
ちなみに、グローブはGRIP SWANYのG-1をずっと使っています。
夫が職場の仲間からプレゼントしてもらった大事なグローブですが、私も一緒に使わせてもらってます。Lサイズだからちょっと大きいけど…。
本革のグローブだけあって、使えば使うほど、手の形に馴染んでくるんですよね。
だんだん使いやすくなってきて、味が出てきて愛着も湧きます。
黄色のカラーも可愛くて気に入ってます。(私のじゃないけど!笑)
ブッシュクラフト ブラックブレード SRT(MORAKNIV)
私が初めて買ったナイフは、MORAKNIVのブッシュクラフト ブラックブレード SRTです。
ブラックブレード SRTのステンレス素材は、私が買ったときとデザインが少し変わってるっぽいです。
刃がブラックでかっこよくて、ブレードの背が鋭く加工されてるから、ナイフで着火できる優れもの。
私がフェザースティックにハマったのも、このナイフを手にしてからです。
サイズが少しコンパクトなので、握りやすくてフェザーが作りやすかったです!
使ってみて良かった所
- ブレードの背で着火できる
- 波刃が付いてるから麻紐なども切れる
フェザースティックで着火する時って、麻紐をくしゃくしゃにして、そこに火をつけてるけど、麻紐ってなかなか切れにくいんですよね。
このナイフは波刃がついてるから、こうした紐も簡単に切れるところがすごく使い勝手がいいです。
刃厚3.2mmのフルタングなので、バドニングからフェザー、着火までこの一本で全部できる優れもの。
ちなみに、着火する時は、フェロセリウムロッドを使ってます!
フェロセリウムは、マグネシウムと比べて火花が飛びやすいです。
もしマグネシウムのロッドを使っていて、火花が飛ばなくて断念している方がいたら、すぐにフェロセリウムに変えてみてください。
びっくりするくらい簡単に火花が飛び散りますよ!
使ってみてイマイチな所
- 本当はもうちょっと中性的なデザインが良かった
この男前なデザインもかっこいいんですけど、やっぱ女性に馴染む見た目のナイフが欲しいなぁって思うようになったんですよね。
これが2本目のナイフHELLEを迎え入れた一つの理由です。
テマガミカーボン(HELLE)
最近、2本目のナイフを迎え入れたんですが、それがHELLEのテマガミカーボンです。
モーラは扱いやすさを重視してステンレス素材を選んだのに対して、こちらはカーボン素材。
錆びやすいデメリットがあるものの、その切れ味はバツグン!
カーリバーチで作られた柄のデザインも女性に合う美しさがあってすごく気に入ってます。もう、美しすぎてずっと見てられます…!
柄の部分は全部ハンドメイドで作られてるみたいで、ナイフごとに風合いにも個性があります。
ひとつひとつ思いを込めて作られてると思うと、グッときます。
使ってみて良かった所
- 切れ味バツグン!
- カーリバーチと本革ケースでデザインに温かみがある
やっぱカーボンの切れ味はかなり鋭いです。
でも、私の場合、ステンレス製のモーラナイフでずっとフェザースティックの練習をしていたので、感覚がモーラナイフ仕様になっていたんですよね。
なので、切れ味が良すぎるあまり、木材に刃が入りすぎちゃって最初は逆に上手くフェザースティックが作れませんでした。
私が好きなフェザースティックは、葉加瀬太郎さんの髪の毛のように、ヒュルヒュル〜って感じで木を削るタイプなので、かなり繊細なタッチが必要。
逆に、ある程度ざっくりと、木を削るタイプのフェザースティックであれば、切れ味バツグンのカーボンはめちゃくちゃ使いやすいと思います。
どちらのタイプにしても切れ味のよいナイフの方が作りやすいので、今は私の手の感覚をHELLE仕様に馴染むように、調整中です。
なんかアスリートみたいですね…笑(まぁ元バレーボール選手ですから)
使ってみてイマイチな所
- ブレードの背で着火ができない
これは、HELLE全般に言えることなのか、テマガミカーボンだけなのかは分からないのですが、ブレードの背にバリがないので、フェロセリウムのロッドを使っても火花が飛びません。
なので、ダイヤモンドヤスリなどを使って、ブレードの背を削る必要があります。
削るのに抵抗がある場合は、別途ストライカーがあった方がいいと思います。
おわりに:実際に使って良かった「焚き火ギア」をまとめて紹介!
今回は、私が使っている焚き火周りのギアをまとめて紹介しました!
今度は薪ストーブを取り入れたいと思っているので、また使ったらレビューしますね!
ここまでお読みいただきありがとうございます!
では、またね〜(^^)/